タニクen › 2016年02月
サボテン
サボテンはメキシコを中心に南北アメリカ大陸出身のものが多く
世界に2000種以上あるそうで、多肉植物の代表格です。
以前どこかの植物園の温室で
「こんなに大きくなるの!!!」
というくらい大きなサボテンを見上げたことがありますが
小さなものから大きなものまで本当に種類が多く
日本でも昔からなじみのある植物ですね。
おとといのブログに書きました「刺座」
やっぱりありますね~
紅稚児
クラッスラ紅稚児です。
紅葉すると全身真っ赤になり美しいのですが
過保護に暖かくしているのでこの冬は緑です。
それでも立派な花芽がつきました。
多肉植物の名前は本当にややこしく
別名がいくつかあったり、学名で呼んでたり
別の属なのに同じ名前のものがあったり・・・
そしてこの紅稚児もそうです。
違う属にも「紅稚児」がいるんです。
よりによって「紅・稚・児」って・・・ダブります?
後から出てきた方は他の名前つければいいのに・・・
惑わされる日々です。
サボテンか否か
姫麒麟 ヒメキリン
サボテンだと思われがちです。
見た目はサボテンのようです。
でも分類はユーフォルビア属というグループの中の多肉植物なんです。
ユーフォルビアって鉢物でも切り花でも時々ありますね。
ポインセチアなんかも確かユーフォルビアです。
ユーフォルビア属の植物は世界に2000種ほどあり
その中に多肉植物は500種以上あるそうです。
サボテンかそうでないかを見分ける方法は
「刺座」の有無です。
この「刺座」とはとげの元にある綿のような部分です。
この「刺座」があるものはサボテンです。
下の写真は将軍(アウストロキリンドロオプンチア属)
という名前のサボテンです。
こうして注視すると「刺座」、ありますね。
とげの無いサボテンもあったり、
刺座がわかりにくいサボテンもあったりややこしいのですが
いろいろなサボテンのとげをよ~く見比べてみると
けっこうおもしろいです。
植木鉢
植木鉢、ちょっとだけ販売してます。
暖かい日が続いて、ちょっと早いかな?とも思ったのですが
並べて春を待っています。
きょうは寒かったです。雪も舞いました。
とてもガーデニング気分にはなれないような冷たい風でした。
4月頃から多肉植物の苗も販売できるといいな・・・
と考えています。
春を想うだけで、ワクワクウズウズします。
さるこいあし

これ、サボテンの仲間なんです。
森林性サボテン、葦サボテンと呼ばれる仲間は
樹木や岩などに着生して生育するそうです。
うちでは結構強い日差しに当てていますが
なかなかコンパクトにきれいに育ってます。
猿恋葦 さるこいあし
最初、読めませんでした。。。
なんでこんな名前!?
いろいろ調べましたがはっきりせずスッキリしません。
ひょっとしたら学名を無理やり日本語に当てはめたパターンかな!?
ちなみに学名は Hatiora salicornioides
無くもない…けどわかりません。
とってもかわいらしい花が咲きます。
そして何年も育てると大きな株になります。
あ"~名前の由来が気になる!!
多肉植物 玉つづり
いつものぞきこんでうっとりします。
何色と表現できない淡い上品な色目と透き通るような質感は、本当に美しいです。
繊細そうな見た目ですがとても丈夫で長~く成長します。
どれだけ伸びるか行けるとこまでいってみよう!と
よ~く日光に当てながら伸ばしたこともありますが
きりがなく鉢の移動が大変で切り戻しました。。。
暖かくなったらハンギングに仕立ててお店にぶらさげようと
最近は毎日「春」を想ってにやけています。
せっかく出会った花だからこそ
趣味の園芸でおなじみの長岡求さんの著書
「育ててみたい鉢花500種」という本の中に
「せっかく出会った花だからこそ」
というコラムがあります。
「花市場には毎日新しい花がデビューしてくる。
大田市場の花の登録数からわかることは
市場では1日平均10種類以上の新しい花が 登場してくる一方で
ほぼ同数の花が消えていくということである。
好き嫌いで消費され、流行り廃りが激しいのが花の世界であり
どんなに優秀な品種でも10年を超えて販売されるものはあまりない。
新品種もやがて古くなり次の新品種たちに席を譲り消えていくのである。
だから、新しい花に出会えたのは本当に偶然の積み重ねであり
そんな出会いがあるからこそ花の世界は楽しいのである。
せっかく出会った花だからこそ大切に育てよう。」
ずっと植物が好きでいろんなものを育てて来ましたが
このコラムを読んだとき、なんだか寂しい気持ちになったのを覚えています。
古い本なのでずいぶん前のことですが・・・
きのうのお客様は
「タニクちゃんの調子が悪そうなので写真を撮ってきたけど見てくれる?」
とわざわざお店へ相談に来られました。
きょうは違う方が
「主人がだいぶん前に買ってきた多肉植物なんだけど
伸びてきて・・・どう仕立てたらいい?」
と、重たい鉢をご持参されました。
それで、このコラムを思い出しました。
どちらもかわいがってらっしゃるからこそでうれしくなりました。
植物のこと、ご遠慮なくお気軽にご相談ください。
わかることならすぐお答えできますし
わからないことはお調べします。
自分の勉強にもなりますし
知らないことを知るのはとても楽しいので。。。
ただ鉢花などと違って、多肉植物の名前に関しては判別が難しいものが多く
調べても正確に分からないものもたくさんありますのでご了承くださいませ。 <(_ _)>
続 ハオルチア
ハオルチアについて調べていた時
ハオルチアの進化は人間の想像を超えていると感じました。
柔らかいタイプのハオルチアの多くは葉の先端に
窓と呼ばれるレンズのような透明な部分があります。
原生地ではこの部分だけを地表に出し、体は土の中にもぐっている。
それはなぜか?
原生地は暑くて雨が少ないので地表に全身を出していては生き延びられない。
なので土にもぐり体の水分を逃しにくくしているんだそうです。
そしてレンズのような窓だけ地表に出して効率よく光合成をする。。。
これって植物ですか?と思えるくらいの進化です。
こんなふうに生きているため発見が難しく
新種や未発見のものも多いだろうとのこと・・・
いつかこういう過酷な地域の多肉植物ツアーへ行って
生き延びるために独特の進化をしている生の姿を見てみたいです。
日本でも過酷な寒さに耐える多肉植物が自生してますね。
とにかく植物はすごいです。
虹の玉
わたしが個人的に大好きなタニクです。
何と言ってもつやが美しい!そしてとってもつよい!
きのうのハオルチアたちは文句なく美しいです。
でも虹の玉は野性味ある生命力のある美しさが魅力だと思います。
多肉植物の中では定番でどこにでもある感じですが
数ある多肉植物の中でもこのつやを発する虹の玉は
わたしにとって特別な存在です。
禁断のハオルチア
当店ではハオルチアは3種類しかありませんでした。
しかも比較的硬めのタフなタイプです。
この度、いかにも・・・繊細っぽい・・・ものを数種類入手して
ちょっと育ててみようと思います。
「直射日光がダメ」というものは今まで敬遠してきたのですが
実物を手にしてこういう勉強もしなくては。
勉強代にしては高かった・・・
いつか販売もできるといいのですが
しばらく育ててみてちょっと自信がつくまでお待ちください<(_ _)>
しかし美しいタニクですね。