せっかく出会った花だからこそ
趣味の園芸でおなじみの長岡求さんの著書
「育ててみたい鉢花500種」という本の中に
「せっかく出会った花だからこそ」
というコラムがあります。
「花市場には毎日新しい花がデビューしてくる。
大田市場の花の登録数からわかることは
市場では1日平均10種類以上の新しい花が 登場してくる一方で
ほぼ同数の花が消えていくということである。
好き嫌いで消費され、流行り廃りが激しいのが花の世界であり
どんなに優秀な品種でも10年を超えて販売されるものはあまりない。
新品種もやがて古くなり次の新品種たちに席を譲り消えていくのである。
だから、新しい花に出会えたのは本当に偶然の積み重ねであり
そんな出会いがあるからこそ花の世界は楽しいのである。
せっかく出会った花だからこそ大切に育てよう。」
ずっと植物が好きでいろんなものを育てて来ましたが
このコラムを読んだとき、なんだか寂しい気持ちになったのを覚えています。
古い本なのでずいぶん前のことですが・・・
きのうのお客様は
「タニクちゃんの調子が悪そうなので写真を撮ってきたけど見てくれる?」
とわざわざお店へ相談に来られました。
きょうは違う方が
「主人がだいぶん前に買ってきた多肉植物なんだけど
伸びてきて・・・どう仕立てたらいい?」
と、重たい鉢をご持参されました。
それで、このコラムを思い出しました。
どちらもかわいがってらっしゃるからこそでうれしくなりました。
植物のこと、ご遠慮なくお気軽にご相談ください。
わかることならすぐお答えできますし
わからないことはお調べします。
自分の勉強にもなりますし
知らないことを知るのはとても楽しいので。。。
ただ鉢花などと違って、多肉植物の名前に関しては判別が難しいものが多く
調べても正確に分からないものもたくさんありますのでご了承くださいませ。 <(_ _)>